陣痛の時間

出産で、人生が変わる、なんて

 

大袈裟かもしれないけれど、

 

でもあの出産の数時間の体験は

新しい自分と出会う、

かけがえのないものの1つだったと思います。

 

 

 

 

助産師さんや旦那さんのいる安心感の中、

陣痛が強くなっていき

お産がすすんでいく。

 

痛みの波が寄せてくる。

深呼吸、深呼吸、うめき声も漏れる。

 

 

波が引いていく。

赤ちゃんはどこまできたのだろう。

赤ちゃんは大丈夫かな。

 

 

 

そしてまた波が寄せてくる。。。

どうしたら少しでも痛みを逃せるか、

体のサインをキャッチしたいと、もがく。

 

 

繰り返すうちに

どんどん波が大きくなり

自分の感覚に集中していく。

 

自分の内側に内側に、

潜っていくような感覚。

 

 

 

今が何時か、さえもわからなくなる。

 

 

あの極限状態では

とことん“自分”を感じて、

自分の声に耳をすませて、

 

 

そしてとうとう最後には

 

 

温かく柔らかい赤ちゃんが勢いよく

出て、くる。

 

 

 

そのあと家族で過ごす至福の時間は、

なんとも言えません。

 

こんな幸せがあってよいのだろうか。

 

 

 

3回経験して、みんな少しずつ違うけど、

どれも、その時の自分だからこそのお産だったと納得できるし、

 

そのお産の時間をまるごとサポートし、

どのような私も、見守り、

私を尊重してくださり、

母子共に安全であるように尽くしてくださった助産師さんの存在は

本当に尊い

 

 

その時間、関係性があったからこそ、

私は、自分の意思や感覚、というものを

感じるようになったとすら思うからです。

 

 

 

 

さぁて、

 

今日は、大根をお料理します